ChatGPT活用術|実務に効く全10回シリーズの第7回!
10回にわたって、実務で役立つChatGPTの使い方をお届けしていきます。
今回は「ChatGPTで営業トーク作成&ロープレ!フィードバック活用術」をご紹介します。
はじめに|営業トークもChatGPTとロープレしよう!
前回の記事では、ChatGPTに報告書の添削やフィードバックを依頼する方法をご紹介しました。
今回はその“フィードバック活用”の応用編として、
営業トークのロールプレイ(ロープレ)をChatGPTと行う方法をご紹介します!
ChatGPTと対話しながら実践練習を行うことで、
自信を持って提案できる営業トークスクリプトの構築と改善が可能になります。
💡本記事の内容は、筆者が**ChatGPTの有料版(GPT-4o)**を使用して実践しています。
無料版でもGPT-3.5やGPT-4oの一部機能は使えますが、回数制限や応答精度の違いがあります。
より安定した出力や実務での活用を目指す方には、有料版の利用もおすすめです。
今回使うのは「RGCプロンプト」!
営業ロープレでは、ChatGPTへの指示を明確に伝えることが成果につながる重要ポイントです。
そこで今回は、以下の「RGCプロンプト」というフレームワークを活用します。
🧠 RGCプロンプトとは?
要素 | 内容 | 今回の設定例 |
---|---|---|
R(Role) | 役割を指定する | 自分=営業担当、ChatGPT=顧客 |
G(Goal) | 目的を明確にする | 新しい生命保険の加入を提案し、納得してもらう |
C(Context) | 状況を伝える | 顧客は30代男性・家族持ち・最近子どもが生まれたばかり。保険の必要性を感じていない |
実践|ChatGPTとの営業ロープレに挑戦!
今回は、生命保険を販売する営業担当者として、ChatGPTに顧客役を依頼し、
ロープレ形式で営業トークを実践していきます。
💬 ロープレ用プロンプト全文(コピーOK)
あなたは実際の顧客になりきって【営業】ロープレに付き合ってください。
- 私 ▶️ 営業担当
- あなた ▶️ 顧客
シチュエーション
・新しく出た生命保険の提案をしたい
・顧客は30代男性、家族持ち、最近子どもが生まれたばかり
・保険の必要性をあまり感じていない状態対談形式で進めたいので、あなたは顧客の発言のみを返してください。
難易度はレベル5(高難易度)でお願いします。
🗣 実際のChatGPTの画面がこちら
ChatGPTは上記のプロンプトに応じて、実際の顧客のように受け答えをしてくれます。

💡 もしChatGPTが意図を汲み取らなかったら?
時々、ChatGPTが「営業+顧客の両方のセリフ」をまとめて出してしまうことがあります。
その場合は、最初のプロンプトに以下を追加してみましょう。
以下の形式で進めてください:
私「本日はお時間をいただきありがとうございます。」
お客様「(ここに返答)」
🔁 フィードバック活用法|ChatGPTに振り返りを依頼しよう
ロープレ終了後には、ChatGPTに自分の営業内容についてフィードバックを依頼しましょう。す。
💬 フィードバック依頼プロンプト:
一旦ロープレを中断し、ここまでの私の営業についてフィードバックをください。
・良かったポイント
・改善するとさらに良くなるポイントをそれぞれ3点教えてください。
🧠 ChatGPTから模範回答を得る方法
さらにレベルアップを図りたい場合は、ChatGPTにこう聞いてみましょう👇
あなたなら、このシチュエーションでどのように営業トークを進めますか?
➡ ChatGPTならではの切り口やフレーズも知ることができ、スクリプトの引き出しが広がります。
応用ポイント|「営業」以外にも使える!
この「RGCプロンプト+ロープレ」方式は、営業以外にも以下のような場面に応用可能です👇
✔ プレゼンの練習
✔ 社内会議のシミュレーション
✔ クレーム対応の想定トレーニング
✔ 面接練習(面接官役も依頼できる)
ChatGPTを“相手役”にすることで、リアルな練習がいつでも・どこでも・何度でもできます!
まとめ|ChatGPTはロープレの強力な練習相手!
営業スキル向上に必要なのは、「場数」と「振り返り」。
ChatGPTとRGCプロンプトを活用すれば、
✅ 顧客との会話をリアルに体験でき、
✅ その場でフィードバックを得られ、
✅ 応用すればプレゼン・面接練習にも活用可能!
ChatGPTを“仮想営業トレーナー”として取り入れて、
あなたの提案力・対応力をステップアップさせてみてください🧠
次回予告|ChatGPTで議事録を自動作成!実用プロンプトと例文を紹介
次回は、
👉 ChatGPTで会議議事録をスピーディに作成する方法を紹介します!
お楽しみに🌼