ChatGPT活用術|実務に効く全10回シリーズの第2回!
10回にわたって、実務で役立つChatGPTの使い方をお届けしていきます。
今回は「ChatGPTにうまくお願いするコツ」をご紹介します
はじめに|質問の仕方で答えが変わる!
「ChatGPTに質問しても、思ったような答えが返ってこない…」
そんな経験はありませんか?
実は、ChatGPTは「どう質問するか(=プロンプト)」次第で、答えの質が大きく変わるんです!
この記事では、初心者でもすぐ実践できる
「ChatGPTへのうまいお願いの仕方=プロンプト作成のコツ」について、わかりやすく解説していきます。
本記事の内容は、筆者がChatGPTの有料版(GPT-4o)を使用して実践しています。
無料版でもGPT-3.5やGPT-4oの一部機能は使えますが、回数制限や応答精度の違いがあります。
より安定した出力や実務での活用を目指す方には、有料版の利用もおすすめです。
プロンプト(指示)とは?
プロンプト(Prompt)とは、
ChatGPTに対して出す「指示文」や「質問内容」のこと。
この指示の仕方ひとつで、回答の「質」「深さ」「正確さ」が劇的に変わります。
つまり、伝え方を工夫する=欲しい答えに近づくカギだと言えます!
プロンプトエンジニアリングとは?
最近注目されているプロンプトエンジニアリングとは、
AIからより良い回答を引き出すために、指示(プロンプト)を設計・工夫する技術のことです。
ポイントは次の3つ:
- どんな情報を渡すか
- どのレベル・トーンで答えてもらうか
- どんな役割設定をするか
これらを工夫することで、
ChatGPTの力を最大限に引き出すことが可能になります!
今後ますます注目されるスキルなので、ぜひ今のうちに慣れておきましょう!
ChatGPTにうまくお願いするコツ3選
コツ① 必要な情報をChatGPTに聞く
いきなり依頼するよりも、
「必要な情報は何ですか?」と逆質問するのがコツ!
指示例:
テレアポ用のトークスクリプトを作りたい。必要な情報を教えてください。
ChatGPTが、
- 対象顧客
- 商品特徴
- ゴール(資料送付/アポ取得)
など、必要な情報をリストアップしてくれるので、
ズレのない、精度の高い回答が得られます!
コツ② 出力レベル・トーンを指定する
回答の難易度や文体も、あらかじめ指示しておきましょう。
指示例:
小学生にもわかるように説明して
ビジネス向けにフォーマルな文章でまとめて
こう伝えることで、
あなたに最適な「伝わる文章」を引き出せます!
コツ③ 役割・キャラクター設定をする
ChatGPTに役割を設定すると、より専門的な視点の回答が得られます。
指示例:
あなたは広告プランナーです。商品のキャッチコピーを考えてください。
「誰として答えてほしいか」を設定することで、
視点やトーンがブレない回答がもらえるようになります!
【実例比較】プロンプトを工夫すると、ここまで変わる!
比較項目 | 工夫なしプロンプト | 工夫ありプロンプト |
---|---|---|
指示内容 | 「営業メールを作って」 | 「新規顧客向け/BtoB営業/初回アプローチ用/フォーマルなトーンで営業メールを作成して」 |
出力形式 | ラフな文章(汎用的) | ターゲット・目的に沿ったビジネス文書 |
回答の具体性 | あいまい・抽象的 | 明確・ターゲットに合った提案 |
時間効率 | 再質問が必要 | 1回で完成度の高い原稿が得られる |
満足度 | △(修正が必要) | ◎(そのまま使えるレベル) |
工夫なしプロンプト
指示:
営業メールを作って
出力例:
弊社のサービスをご検討ください。詳しくはご連絡をお待ちしております。
結果:ターゲット不明・内容も漠然。すぐには使えない…。
工夫ありプロンプト
指示:
あなたは法人営業担当です。新規開拓のために、初めてアプローチする企業向けの営業メールを作成してください。フォーマルなトーンで、簡潔に興味を引くようにまとめてください。
出力例:

結果:目的・ターゲットに合った、即使える営業メールが完成!
ChatGPTにお願いできる出力形式例【ビジネス版】
出力形式まで指定すれば、さらに分かりやすくなります!
出力形式 | 指示例 | 効果 |
---|---|---|
箇条書き形式 | 「提案ポイントを箇条書きで整理して」 | 要点がパッと分かる |
表形式(テーブル) | 「サービス比較表を作成して」 | 比較・整理しやすい |
ステップ形式 | 「手順を順番に説明して」 | 順序立てた理解ができる |
シナリオ形式 | 「ストーリー仕立てで説明して」 | イメージしやすく記憶に残る |
スケジュール表形式 | 「出張計画をスケジュール表にまとめて」 | 実際の行動計画が可視化できる |
ポイントまとめ
- 目的・ターゲット・トーンを明確に
- 出力形式もセットで指定
これだけで、ChatGPTの回答精度は格段にアップ!
まとめ|プロンプト次第でChatGPTはもっと使える!
ChatGPTをうまく使いこなすためには、
質問・指示(プロンプト)を少し工夫するだけでOK!
- 必要な情報を先に聞く
- 出力レベル・トーンを明確に指示する
- 役割設定をする
- 出力形式まで指定する
これらを意識すれば、
ChatGPTはあなた専用の超強力アシスタントになります!
ぜひ今日から、プロンプト工夫にチャレンジしてみてくださいね。
次回予告|さらに便利に!ChatGPT活用Tips集へ
次回は、ChatGPTをもっとラクに・楽しく使いこなすための「便利小技&RGCプロンプト活用法」!
具体例たっぷりで紹介していきますので、お楽しみに!
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